コラム

2021.01.01(金) コラム

■ 第43回資本主義の教養学講演会(バーチャル開催)

資本主義の教養学公開講演会についてはこちら

日時:2022年11月24日(木)終了

演題日常にある出家 〜修養とともに〜

講座の概要

 「SDGs」「未来思考」「世界平和」。社会のあらゆる場面で、地球規模の課題に応えようと、広い視野と長期思考を求めるスローガンが目にとまる。

 一方で、個人的な欲望や責任感を追い立てるようにして、「今すぐ反応(消費や共感表明といった行動)」を求める通知が届く。細分化された時間感覚で成り立つ社会の現実と、それをつくる私たち一人一人の意識。このことに、いま、立ち止まって考えたい。

 人間誰もが自我と共に欲を持ち、恐れを抱き、希望と不安は紙一重の道を生きている。常に、何かに執着しようとするはたらきがある。言い換えれば、絶えずある種のカルト性を求める「わたし」がそこにいる。仏教は、そうした自我を取り巻く恐れや不安、執着といった苦しみを受け入れて歩む道こそ、尊んできた。

 私たちは、どこまでも菩薩にはなれない(完成されることのない)存在ゆえに、日々、積もる埃を払い、垢を落とし、気枯れを養う必要がある。如何なる時代も、人間誰もが必要とする「修養」について、みなさんと一緒に考えたい。修養のある毎日は、日常の出家とも言えるだろう。

講師

松本紹圭氏(まつもとしょうけい)
現代仏教僧

1979年北海道生まれ。現代仏教僧(Contemporary Buddhist)。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leader。武蔵野大学客員教授。東京大学文学部哲学科卒。2010年、ロータリー財団国際親善奨学生としてインド商科大学院(ISB)でMBA取得。2012年、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を開講し、以来10年間で700名以上の宗派や地域を超えた宗教者の卒業生を輩出。著書『お坊さんが教えるこころが整う掃除の本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は世界17ヶ国語以上で翻訳出版。邦訳書に『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』(あすなろ書房)。noteマガジン「松本紹圭の方丈庵」発行。ポッドキャスト「Temple Morning Radio」は平日朝6時に配信中。

実施方法

Zoomで実施します。
※実施3日前に参加方法をご案内します。

主催

主催:公益財団法人 生存科学研究所
共催:コモンズ投信株式会社 / 株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング