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2026.02.28(土) お知らせ

■【記事】管理職を“罰ゲーム”にしないための4つのスタイル

なぜ管理職は「引き受けにくい役割」になったのか  

「管理職は罰ゲーム」という考え方が広まってきました。責任も求められることも重い。現場と上司の間に立たされる場面も多い。それなのに、判断の基準や関わり方は、あまり教えられないまま任される。

このような組織の中では、管理職を引き受けることに慎重になる人が増えるのも、無理はないのかもしれません。

特に部下との関わり合いの場面でよく聞かれる声はこんなものです。

  • 部下とどう関わればいいのかわからない
  • 部下とのかかわり方に正解はあるのか
  • 任せると放置になる気がする
  • 厳しくすると関係が悪くなりそうで怖い

どう振る舞えばいいのか分からない状態で引き受けることが負担になっている様子を見ることができます。たとえ手上げ昇進であっても、このような状態に陥ることはありがちです。

管理職を丸腰で現場に立たせない

「管理職なんだから、わかるよね。できるよね」

そんな前提が暗黙のうちに置かれてしまうと、結局、管理職は丸腰のまま現場に立つことになります。では、そんな管理職をささえるために、どんな武器を渡したらいいのでしょうか?

たとえば、部下への関わり方ひとつとっても、いつも同じやり方でうまくいくわけではありません。

  • 経験が浅い部下には、具体的に伝える
  • 意欲はあるが迷っている部下には、支えながら考えさせる
  • 自立して動ける部下には、任せる

状況によって、関わり方を変える。管理職の仕事を、こうした選択の連続として捉える考え方があります。SLII®は、管理職に万能さを求めるのではなく、「今のこの状況ではどの関わり方を選べばよいか」を考え、実行するための、判断の軸を与えてくれます。

例えば、入社1年目の佐藤さんが「課内の売り上げをまとめる」という業務を担当したとします。最初は高い意欲がありますが、やり方がわからないので、手取り足取り指導する「指示型」のリーダーシップで接する必要があります。しかしやる気のあった佐藤さんも、しばらくすると理想とのギャップに落ち込みやすくなるため、一緒に考えて励ます「コーチ型」のリーダーシップがマッチします。その後、その業務はできるのに自信が揺らぐ時期には、任せながら支える「支援型」が有効。最終的に自立して成果を出せるようになったら、思い切ってその業務を委ねる「委任型」へと移行していきます。

このように、部下の状態に応じて関わり方を変えていくという考え方を、体系的に整理したものがSLII®のフレームワークです。

🔹 開発レベル(D1〜D4)
• D1:意欲満々の初心者
• D2:期待が外れた学習者
• D3:慎重になりがちな貢献者
• D4:自立した達成者
🔹 リーダーシップ・スタイル(S1〜S4)
• S1:指示型(高い指示・低い支援)
• S2:コーチ型(高い指示・高い支援)
• S3:支援型(低い指示・高い支援)
• S4:委任型(低い指示・低い支援)

マネージャーは、メンバーの開発レベルに応じて、これらのスタイルを柔軟に使い分けることで、部下の自律性と成果を引き出します。「いつ」「どのスタイルでの関わり方が最適か」を見極めて柔軟に変えていくことが、チームの力を最大化する鍵になるのです。 ※ PFCブランチャード事業部(通称名:ブランチャード・ジャパン)は、米国ブランチャード社の日本における唯一のライセンス契約社としてこのSLIIプログラムの提供や書籍の出版を行っています。公開講座も定期的に開催されているので、ぜひ参加をご検討ください。

SLII® 研修公開講座(対面型) | Blanchard Japan
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