コラム
2024.03.20(水) コラム
50歳を超えても輝き続けるために~『Revolting Women』の著者へのインタビュー
50歳を超え、「年齢」と「女性であること」の二つの壁に直面する女性たちの立場、彼女たちに向けた戦略、雇用主にむけたアドバイスは?ピープルフォーカス・コンサルティングのシニア・コンサルタントであるマイケル・グレイザーが『Revolting Women』の著者としても知られるルーシー・ライアン博士に聞きました。以下はその抜粋です。原文はこちらをご覧ください。
年齢とジェンダー、二つの壁が女性たちを阻む
ジェンダーバイアスに直面するのは厳しいものです。その上に年齢差別が加わると、職場はまったく異なる挑戦の場所となります。今回は、ルーシー・ライアン博士の著書「Revolting Women」を通じて、50歳以上の女性の職場での状況についてご紹介します。ライアン博士は、年齢差別とジェンダーバイアスという二重の壁に直面する女性たちの立場を浮き彫りにし、社会の期待が職業経験をどのように形作るかについてお話しくださいました。更年期障害や介護に関する興味深いエピソードや、中年女性向けの戦略なども共有されています。雇用主に向けたアドバイスや中年期のチェックインなど、よりインクルーシブかつ公平な環境を作るための提案もあります。
中年女性が問題を乗り切るために必要なこととサポート体制
今回のポッドキャストでは、以下のような点についてライアン博士がお話されました。
・職場における年齢差別と性差別の融合
・年齢と性別の認識を管理するための戦略
・職場での更年期の影響に対処するための実践的なヒント
・介護、更年期、メンタルヘルスの複合的な課題と向き合うためのアドバイス。
・職場での差別と偏見に対抗する革新的なアプローチ
・中年女性向けに対し、フレンドリーでサポーティブな環境を作る方法
・中年女性のニーズをサポートする方法
「自分を振り返る余裕が必要だ」
博士の言葉からいくつかをご紹介しましょう。
「私がコーチするほとんどのクライアントが、自分を振り返る余裕を持ってません。そして、それは職場に組み込まれていません。まるで人々がそれを自宅や週末に行うべきことであるかのように。リモートワークが増え、バーチャルなコミュニケーションにあふれた日々の中、私たちはいつ自分を振り返ればよいのでしょうか?どこで息をするスペースを得るのでしょうか?ですので、それが実現することを本当に望んでいます。」
「我々はしばしば自分が人間と一緒に働いていることを忘れます…しかし、私は組織がプロセスに忙しすぎると思います。組織には、意味不明な言葉があふれています。変革のプロセス、目標運営モデルのプロセスなどが毎日絶え間なく投げかけられます。そして、私たちは毎日、自分たちの生活、困難、喜びを持つ人間だけがいることを忘れてしまうのです。だからこそ、職場には思いやりのある会話を組み込む必要があるのです。」
全文はこちらからご覧ください。英語での書き起こしもあります。
Michael Glazer(マイケル・グレイザー)
ピープルフォーカス・コンサルティング
シニア・コンサルタント