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2025.02.28(金) お知らせ

■GAIAリーダーの旅2025:コロナ禍以来数年振りの現地渡航を再開

2025年は現地渡航・オンライン参加の“パラレル”実施

「GAIAリーダーの旅」は、18年前から続く、新興国を舞台にした次世代のグローバルリーダー育成プログラムです。コロナ禍以降はオンラインで実施していましたが、今年2025年は現地渡航を数年振りに再開することになりました。オンラインで現地のビジネスパーソン達と社会課題解決を目指す協働プロジェクトを行うことでも様々な学びを得ることができましたが、実際に現地に渡航し、現地の課題を直接自身の目で見て、現地の人達と触れ合い議論するという実体験に勝るものはありません。

一方で、ここ数年間、オンラインでの参加者を派遣いただいた人材育成担当の皆さんからは「仕事を休ませることなく、日本にいながらにしてグローバルプログラムに派遣できることはありがたかった」「海外現地の人達と直接触れ合うことは必要と思うものの、それ以上に本業を通じて社会課題解決に取り組む経験自体が次世代リーダー育成にとって重要なので、現地派遣はできなくても参加を継続したい」といった声をいただいたことも確かです。

そこで、今年は、現地渡航とオンライン参加のふたつのプログラムを“パラレル”で実施することを決めました。(プログラムの進め方は後述します。)

卒業生からの嬉しい近況報告

実際にどんなスキルが身に付き、マインドや行動の変容が見られるのか?これは派遣側の人材育成担当者の皆様の期になるところだと思います。
そこで、今回はまず、ある年の参加者だった方から最近いただいた連絡を紹介したいと思います。

「この4月から自社海外事業部門(アフリカ地域での社会課題解決事業)へ異動することになりました。GAIAの活動が1つの行動変容に繋がったかな、と思います。引き続き宜しくお願いします。」

この方は、スリランカでもカンボジアでもなく、アフリカのザンビアを舞台に社会課題解決を考えるというグループに属しましたが、そのときの経験から、社会課題解決、特にアフリカでの社会課題に関心を持つようになったと言っていました。

彼が最近にくれた連絡では、「アフリカの社会課題解決をしているNPOに知り合いはいないか」とか、「副業でできるJICAアフリカ局職員は募集していないか」などと相談されていましたので、「そんなにアフリカの社会課題解決に本気で貢献したいなら、NPOや副業を探すより、●●(彼が働いている大企業)を通じて行うのが最も貢献できると思う」とアドバイスしたばかりでした。
ですので、おそらく会社に異動を申し出て、叶ったのだと思います。
「GAIAに参加したことが自身の行動変容に繋がった」と言われるのは、私達にとってとても嬉しいことですし、このプログラムの真骨頂と思っています。

⦅2018年の年末に現地まで行って、宿泊先や訪問先のネットワークの確認や、実施の準備などをしてきましたが、コロナ禍が2019年から始まったせいで、ザンビアでのGAIAリーダーの旅は、未だにオンラインでしか実施できていません。近いうちに、アフリカでの(ザンビアが有力候補です)GAIAリーダーの旅を現地渡航を行うことが、私達PFCの目下の夢の一つです。⦆

2025年度のプログラムとスケジュール概要

今年2025年度のプログラムの話に戻しましょう。
A【渡航前国内セッション】:現地渡航組・オンライン参加組 共通
<国内セッションは2025年9月から2週間に1回計6日間のセッション(対面およびオンライン実施)を予定>

次世代のリーダーに相応しい視点・視野・視座を身に着けることを目指し、その国の社会課題を見出し事業で課題解決を図るのに必要な考え方を学ぶ。

  • G:グローバル・リーダーシップ(単に欧米のみならず、世界80億人を視野に入れた地球規模の世界観を持つ)
  • A:アンビデクトラス・リーダーシップ(社会的価値を実現しながら、経済価値も追求するCSVの考え方を理解する)
  • I:イノベーティブ・リーダーシップ(事業を通じて、社会に真のイノベーションを起こせるようになるための、フル―ガルイノベーション、リバースイノベーション等を学習する)
  • A:オーセンティック・リーダーシップ(本質的な自分自身を見出し、U理論等で自身の源(ソース)とつながる術を身に着ける)

GAIAリーダーに相応しい考え方を実際に志をもって実践してきた、以下のような方々をスピーカーとして呼び、その方々の人生を聞き、対話することで、自分にひきつけて考えるきっかけとする。

  • 大企業で、社会課題解決事業にアサインされ、最初は成果が出ない中でも、自身と向き合いながら、いつしか自分の志と結びついて事業の成功に導いた人
  • その国の社会課題の解決のために、スタートアップベンチャービジネスを自ら興し、事業の拡大や他国での展開に導いた人
  • 自らが関心を寄せる社会課題解決のために、NPOを立上げ、ここまでの間に実際に社会課題解決に導いた人

B-1【現地渡航組現地セッション】:現地渡航組のみ
<カンボジア現地渡航・滞在は2026年1月中旬から2週間を予定>
プログラムの詳細はこちら

  • カンボジア現地に渡航し、現地の文化や環境に触れ、自らの関心や問題意識から解くべき社会課題を見出す。
  • 限られた滞在期間ではあるが、現地の生活と文化を肌で体験し、また、現地の人達との対話やインタビューを通じて、当該社会課題の実情を知り、その構造を探る。
  • レバレッジポイントを探りながら、自社の事業でどのように解けるか/どのような貢献ができるかと考えながら、各人がビジネスプランを立案する。

B-2【オンライン参加組現地セッション】:オンライン参加組のみ
<現地のカンボジア人との協働PJを2025年内に開始し、2026年2月までに実施予定>
プログラムの詳細はこちら

  • 現地に渡航せずに、現地カンボジア人との協働PJの中で、自らの関心や問題意識から解くべき社会課題を見出す。
  • 限られた協働期間の中で、現地の人達との対話やインタビューを通じて、当該社会課題の実情を知り、その構造を探る。
  • レバレッジポイントを探りながら、自社の事業でどのように解けるか/どのような貢献ができるかと考えながら、協働PJチームでビジネスプランを立案する。

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