コラム
2022.09.19(月) コラム
「戦略的チームビルディングのすすめ~放置してもチームは作れない」
チームビルディングへのニーズが高まり続けている
チームビルディングへのお問い合わせが増えています。コロナ禍も3年目、「チームに加わってからずっとリモートワークで、メンバーの顔を見たことがない」「オンライン・コミュニケーションがメインであり、業務以外の話をしたことがない」。このような状況を反映して、リーダーやHRが、メンバー間のつながりを意図的に構築するニーズが高まり続けています。
チームビルディングの目的
チームビルディングの目的は多岐にわたりますが、PFCがご支援する代表的な対象層およびニーズには次のようなものがあります。
- 経営陣/シニア・リーダーシップチーム
経営メンバーの入れ替わりや、新たな戦略イニシアチブの策定や発足に際して、ゴールを明確にし、士気と一体感を高めたい - 事業部のタウンホール・ミーティング
事業部メンバーの全員が集まる場で有意義な関係構築をしたい - プロジェクト・チームのキックオフ
プロジェクト成功に向けて、お互いをよく知り、メンバーのつながりをより強固なものに - 職場チームのチームビルディング
メンバーの入れ替わりや、新たなイニシアチブの浸透に際して、あらためてゴールを確認し、一体感を高めたい
チームビルディングのプログラム例
次にPFCが手掛けるチームビルディングのためのプログラムの例をご紹介しましょう。大きく分類すると次のようになります。
1.心理ツールを活用するプログラム
心理ツール(DiSCやMBTIなど)を活用して自己理解・他者理解を促進し(多様性理解)、よりよい関係構築のあり方を学ぶもの。分析レポート等が入手できるため、各人が気づきや持ち帰り感を得られるメリットがあります。また、心理ツールの理論やモデルの切り口から、自組織の傾向を把握することもできます。
心理ツール一覧はこちら
2.身体的な共同体験のプログラム
寸劇や即興演劇(インプロ)手法:即興演劇(インプロ)の手法を取りいれ、専門家の指導の下、信頼関係やコミュニケーション、他者理解に関する身体的なワークを行います。ワークを通じて、自チームの傾向が体感でき、強みや改善点に気づくことができます。
チーム成果を目指すアクティビティ:フラッグハント等、チームとして成果を競うゲームを専門家の指導の下で行うことにより、効果的なチーム活動の要素を学び、実践します。戦略や方針の理解にとどまらず、実際にチームとして効果的な行動をとり成果を上げることの難しさを体感し、能力開発や協力の重要性を学び、実践にあたってのヒントを得ることができます。
3.具体的な成果物を作るプログラム
メンバーで話し合い、実作業を通じて成果物を作成するワークショップもあります。それぞれのチームの課題やゴールをヒアリングしながら、PFCが話し合いのプロセスやワークショップのプログラムを開発した上で、ファシリテーションを行います。代表的な狙い/成果物には次のようなものがあります。
・ビジョン、バリューズ、パーパス等の策定
・戦略策定、戦略の浸透計画等の具体化
・全員参加によるプロセス改善
プログラムはカスタイマイズします
いずれの場合も、ご紹介した要素を組み合わせたプログラム設計を行います。例えば、ビジョンやバリューズを策定する際に、身体的な共通体験を持つ演習を行い、体験された共感を言葉に落としこむ、といった設計をいたします。事例紹介やパイロットプログラムの実施等も可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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