コラム

2023.04.17(月) コラム

イノベーションを実現できる次世代経営リーダーの育成!~「GCEP」で越境体験×経営修行を~

 企業が生き抜いていくためには、イノベーションが不可欠と言われて久しい。市場の複雑さや変化のスピード、そして環境問題や貧困問題などの社会課題が複雑さを増す中で、その解決においてもイノベーションが以前にも増して期待されている。

 イノベーションを起こすには、常識や固定観念といったこれまでの型にはまらない発想を持つ人材が必要だが、企業はそうした人材の偶発的な登場を待っているわけにはいかない。イノベーティブな人材は育てなければ出てこない。ではどう育てればいいのか。

 この記事では、イノベーションを起こせる人材育成の方法のカギを確認し、それらを具現化したプログラム「GCEP」の概要をご紹介したい。

カギ1.越境体験する機会

 イノベーティブな人材育成に欠かせない一つ目の要素が「越境体験」だ。

 同じ組織に所属する人間同士の考え方は似てくる傾向がある。組織では、目的や課題を共有することが欠かせないという観点から見れば、「社員の考え方が似ている」ことは事業運営に秩序と効率性という良い影響をもたらす。しかし、それは同時に、型破りなイノベーションを阻む大きな要因ともなる。イノベーションは同質の人間が集まっていては起こせない。社内には多様性が必要だ。

 そこで、越境体験だ。イノベーションを生むためには、同質の人間が集まっている現在の環境から離れることが有効だ。越境し、まったく異なる世界を経験し、多様で異質な人々と働く経験をすることで、社内にいては手に入らなかったイノベーティブな考え方やアクションが起こせるようになる。

カギ2.大企業にいながらベンチャーでの経営修行

 企業は大きくなればなるほど、ひとりひとりのタスクが細分化され、ゴールや課題、やり方などもがっちりと決められている。このような分業体制は効率の良い仕組みだが、その一方で、課題ややり方が決められていないと動けない人間が育ってしまう背景にもなる。

 一方、ベンチャーの現場に放り込まれた場合は、曖昧模糊とした状況からのスタートになる。いま何をすべきかは自分で決めなくてはならない。毎日新しいことが起きる。ルールのない中で自分なりの答えを見つけていかなければならない。 自分の存在意義が常に問われる厳しい環境ではあるが、何もないところから新たなものを生み出していくというチャレンジは、型にとらわれずにものを考える鍛錬となるはずだ。

矛盾のカギ3.矛盾の統合の視点の体得統合の視点の体得

 さらには、ベンチャー経験を積む機会は、若手のうちから、経営の視点を体得することにもつながる。

 実は、イノベーションと経営の視点は、極めて相関の強いものだ。イノベーションには“矛盾の統合”が欠かせない。矛盾の統合とは「高性能でありながら低コストで提供する」「これまでで十分満足していた顧客に対し新たな価値を創出する」といった一見矛盾した事柄を両立させることだ。イノベーションは、こういった矛盾の統合を考える過程で生まれると言っても過言ではない。

 経営の視点も同じだ。「売上を最大化させながらコストは最小化させる」「求めるものが異なる、顧客も株主も従業員も同時に満足させる」のように、「矛盾の統合」が必要とされる場面が多々ある。矛盾の統合こそが、経営の視点の本質だ。

GCEPで越境体験と経営修行を!

 越境体験と経営修行を同時に行うことができ、イノベーションに必要な視点や発想を獲得できるプログラムがGCEP(=Global Corporate Entrepreneurship Program)だ。キリロム工科大学とピープルフォーカス・コンサルティングの共同開発によるこのプログラムは海外のベンチャー企業での経験修行を中心とした画期的なプログラムとなっている。

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松村 卓朗(まつむら たくお)
ピープルフォーカス・コンサルティング
代表取締役