コラム

2022.07.27(水) コラム

「英語でのビジネス経験ゼロ→新規事業の黒字化」 元一部上場企業部長の体験がプログラムに!

 数年前まで東証一部上場企業の企画部長をしていた石原良太氏は「英語でのビジネス経験ゼロ」「海外生活も未経験」の状態から、「カンボジアで新規事業立上げ」→「現地法人化」→「社長に就任」→「エンジェル投資を呼び込み」→「黒字化」も達成。

 「大会社で働いていたときには、どれだけ自身の力でやれていたかわかりませんでしたが、今は、自身が経営を担い、自身の力で事業の未来を作れているという実感を得ています。」
という石原氏をお招きして、新規プログラムGCEPの説明会を先月実施しました。

インターンシップとは違う「経営修行」

GCEP(Global Corporate Entrepreneurship Program)は、カンボジアのキリロム工科大学とPFCが共同開発した、海外での実際のジョブアサイン(3か月~6か月)を通じた人材育成プログラムです。

 海外でいわゆる“インターンシップ”(職業体験)ができるプログラムは様々ありますが、本プログラムは他と一線を画す、次のような特徴を有しています。

  1. ビジネス/事業の現場にスタートアップメンバーとして加わり「経営修行」を行う(他のインターンシッププログラムでは、派遣先は、必ずしもビジネス/事業の現場ではないことがあります。)
  2. 受入先は複数から選択可能。 30以上あるスタートアップ企業の中から、本人の能力や意向および受入先からの要請に合わせて、マッチングします。(他のインターンシッププログラムでは、受入先がひとつしかないなど、選択肢が少ない場合があります。)
  3. 現地体験に加え、事前研修と、派遣中のコーチングサポートも充実。 事前研修では、マインドセット変革・スキルセット強化など充実したカリキュラムを準備し、派遣中も壁打ち(事業ディレクション)と、リーダーシップ開発や隔週のコーチング等でサポートします。 (他のインターンシッププログラムでは、現地での体験任せで、「送りっぱなし」になりがちです。

以下は、説明会の中で出た様々な質問にお答えしながら、このプログラムの輪郭をご紹介できればと思います。

現地企業でどのような価値が出せるか?

Q. 現地ではどのような業務を体験しますか?経営陣として加わり、日本の次世代リーダーがどのような価値を出せるのでしょうか?

A. プロジェクトマネジメントは、価値が発揮しやすいと思います。そもそもカンボジアのスタートアップはどれも、アイデアや技術の可能性は素晴らしいものをもっていたとしても「とっちらかっている」ことが多いのです。一般的な日本のビジネスパーソンは、これまでのビジネス経験から、情報整理や段取り力で、事業を推進するのに大いに価値を発揮できると思います。

 また、多くの日本人は、日本で生活する中で、ユーザーファーストの視点を自然に身に着けていることが少なくないので、技術的な観点はCEOに任せつつも、C‘X’Oとしてユーザー視点に立ったデザインや考え方で、事業に本質的な貢献もできると考えます。

もちろん、現地で実際に体感しながら自分自身で「自身の強みを見出し何にどのように貢献できるかを考える」こともプログラムの一環となります。

IT等の知識も豊富な若者と共に働く

Q. 現地で共に経営陣として働く若者(スタートアップのCEO)はどのようなレベルですか?

A. 特に縛りは設けていません。ただし、仕事は当然英語で進めていくので、ある程度の英語でのコミュニケーション力は求められます。目安としてCEFRのB1があればなんとかなると思います。(20分でAIが測定するアプリケーション、PROGOSというサービスで無料で測定できます。)

 ちなみに、英語力には全く自信がないという方は、スタートアップで働く前、もしくは働きながら、キリロム工科大学のEnglishコースを受講することも可能です。

1名でも複数名でも参加可能

Q. 1名でも参加(派遣)できますか?

A. 可能です。実際に、今検討されているある企業様は1名での派遣を検討されています。ただし、お勧めは、複数派遣です。現地での派遣先は異なるスタートアップであっても、派遣者同士互いに支え合うという環境があった方が、モチベーション高く切磋琢磨しながら成長できるからです。
※1社から複数派遣される場合には、参加費用のディスカウントも用意しています。

Q. プログラムとはいえ派遣先は実際に事業を行っているので、失敗した(必ずしも成功に導けなかった)場合には、迷惑がかかってしまうのではないでしょうか?

A. 派遣する先はスタートアップですから、C‘X’Oとして派遣される人が来ようが来まいが、失敗する可能性は元々高いと考えられています。従って、元々失敗可能性の高い場に、大企業でのビジネス経験豊富な方に入ってもらって、少しでも失敗確率が減るのであれば、そして派遣された人にとっても得難い経験と成長機会を得るのであれば、WinWinと考えています。

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