コラム
2025.02.03(月) コラム
事例紹介:経営者的視点と戦略的思考について学ぶ
PFCのウェブサイトには様々な研修プログラムが掲載されています。そのほとんどは、クライアントの皆様との長い歴史の中で生まれてきました。つまり実際には、クライアントの皆様の数だけ研修プログラムがあり、ウェブサイトに掲載されているプログラムやサービスはその一例にすぎません。そこで2025年は、日々生まれている私たちのプログラムを、事例も交えながらご紹介していこうと思います。(クライアント名が特定ができないように脚色を加えております)

次世代リーダーとしての視点を身に付ける二日間のプログラム
第1回目は「経営者的視点と戦略的思考について学ぶ」をテーマとしたプログラムをご紹介します。
これは、事業責任者や部長層のみなさんに、より経営者的視点や戦略的思考について学んでいただくもので、対面研修にくわえて、担当役員の方へのプレゼンも行われました。
目的として掲げられていたのは
「ビジネス課題の解決に必要なインプットを提供し、実際の課題を解決するアイデアの創出と実践を通じて、部長としての役割を再認識し、次世代リーダーとしての視点を身に着けることを目指す 」
です。
では、具体的なプログラムを見ていきましょう
各種手法を学んで、戦略をつくりあげる
まず、戦略的思考の基礎を学び、戦略とは何か、その意義、人と組織を動かすポイントなどについて理解を深めました。
次に、戦略策定の基礎思考力としてクリティカルシンキングの基礎を学びました。動画での事前学習の振り返りを通じて、自分の思考の癖を見極め、真に自分の頭で考える習慣をつけるための方法や習慣を学習。課題設定のフレームワークを学び、ありたい姿から本来取り組むべき課題を設定する演習も行いました。
午後から二日目にかけては、自社のビジョンとコアバリューを再確認し、戦略の作り方を確認しました。戦略コンセプトの検討では、コアコンピタンス分析、PEST分析、バリューチェーン分析、顧客セグメント分析、SWOT分析などの手法を用いて、戦略の方向性を決めるための検討が行われました。 最後に、グループワークを通じて、自社や自部門のビジネス課題を解決するための戦略として取り組むべきテーマ仮説を設定し、取り組み施策案を検討しました。
役員へのプレゼンで、取り組みの実現性を高める
そして別日程で、それぞれの取り組み施策を上長や担当役員の前で発表し、フィードバックや講評を得るという時間も設けました。これにより、今後の自部門での取り組みがより現実的になり、次世代リーダーとして自部門をリードする準備が整いました。
この一連の流れを通じて、参加者は戦略的思考を強化し、ビジネスゴール達成に向けた課題を設定・検討し、自組織における変革を推進する手法を学びました。これにより、部長としての役割を再認識し、次世代リーダーとしての視点を身に着けることが期待されます。
「こんなプログラムさがしていた!」「ここを少し変えて実施してみたい」「自社のニーズをヒアリングして、カスタマイズされたプログラムを提案してほしい」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。