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2024.03.04(月) お知らせ

■ ハイブリッド会議のファシリテーション:情報格差を乗り越えよう!

ハイブリッド会議で起こっていること

日常となったオンライン会議。しかし、すべての会議がオンラインで行われるわけではありません。クライアントやパートナーとの打ち合わせ、社内の重要なプロジェクト、チームビルディングなど、リアルな対面の場が必要な場面も多くあります。ある人は家から、ある人は会社から、あるいは社外の仕事場から参加します。このようにバーチャルとリアルの参加者が混在するいわゆる「ハイブリッド会議」の進め方には、お悩みの方も少なくないのではないでしょうか。
よくあるハイブリッド会議の問題場面は例えば以下のようなもので、バーチャル参加者がとりのこされがちになります。

  • リアル側のパソコンが1台の場合、参加者一人ひとりの表情が見えない
  • リアル側の誰が話しているかわからない、聞こえない
  • リアル側のホワイトボードに書いてあることが見えない
  • バーチャル参加メンバーに意見が求められず、疎外感を感じる
  • リアル側だけで盛り上がって脱線する

「情報格差」が効果的な会議運営を阻害する

ハイブリッド会議は、一般的にリアル参加のみの会議、またはバーチャル参加のみの会議と比べて効果的な会議を進行することが難しいと言われています。その理由は、リアルとオンラインの参加者間で「情報格差」が生じやすく、コミュニケーションがスムーズに行われないからです。

オンライン側の参加者は、リアル側の表情やボディランゲージが見えづらく、発言のタイミングがつかみにくいことがあります。リアル側の参加者は、オンライン側の声が聞き取りにくかったり、オンラインツールの操作に不慣れだったりすることがあります。また、リアル側だけで話が進んでしまったり、オンライン側に意見を求められずに疎外感を感じたりすることもあります。

ハイブリッド会議を効果的に進める鍵は「いかに如何にリアル/オンライン参加者間の情報格差を減らせるか」にあるのです。

ハイブリッド会議でのファシリテーション力を強化しよう

この情報格差を減らすことに着目して開発されたのが「ハイブリッド会議研修」です。この研修は、ファシリテーション研修でファシリテーションの基礎を学んだ受講者の方のフォローアップとして、ハイブリッド会議のファシリテーション力を強化することを目的とした2.5時間のプログラム。受講者の方が、対面での会議、またはバーチャル会議でのファシリテーションの基礎を学んでいる前提で作られています。

この研修では、ハイブリッド会議のファシリテーション力を強化するための実践練習ができ、それに基づいてハイブリッド会議の効果的な進め方をリストアップします。研修の長さは半日(2.5時間程度)。以下のような内容になっています。

  1. 基礎的なファシリテーションスキルの復習
  2. ハイブリッド会議が難しい理由と、効果的に進めるためのヒント
    ハイブリッド会議の特徴や課題を理解し、効果的に進めるためのポイントを押さえる
  3. ハイブリッド会議の実践練習
    リアルとオンラインのチームに分かれて、ハイブリッド会議の進め方の難しさや、マイノリティ経験を体験する
  4. ハイブリッド会議を効果的に進めるためのアクションプラン作
    ハイブリッド会議の改善点やベストプラクティスを共有し、今後のハイブリッド会議の質を向上させる

もちろんカスタマイズも可能です。貴社で使用しているオンラインツールを用いる、実際のセッティングをお聞かせいただいてそれを念頭に置いた演習を設計するなどいたします。

この研修を受けることで、ハイブリッド会議のファシリテーション力が高まり、リアルとオンラインの参加者が一体となって、生産的な会議を行うことができるようになります。これからの新しい働き方のひとつとして、ますます重要になっていくハイブリッド会議。ぜひ、この研修を受けて、ハイブリッド会議のスペシャリストを目指しましょう!

詳しい資料を差し上げています。お気軽にこちらのフォームからお申し込みください!


松岡 未季(まつおかみき)
ピープルフォーカス・コンサルティング シニア・コンサルタント

大手企業の様々な組織開発課題に対するソリューション提供を行ない、クライアントと寄り添いながら課題の解決を目指す。次世代リーダー向けに、企業経営への視座を高めることを目的としたビジョン策定ワークショップや、階層別のリーダーシップ研修、ダイバーシティ研修などのプログラム開発やファシリテーション等も行う。また若手/次世代リーダー向けにパーソナル・プロコーチとしても活動している。