コラム
2025.02.26(水) コラム
「打たれ弱い」新入社員のみなさんに先輩からのフィードバックの受け方を教えます!
PFCのウェブサイトには様々な研修プログラムが掲載されています。そのほとんどは、クライアントの皆様との長い歴史の中で生まれてきました。つまり実際には、クライアントの皆様の数だけ研修プログラムがあり、ウェブサイトに掲載されているプログラムやサービスはその一例にすぎません。2025年は、日々生まれている私たちのプログラムを、事例も交えながらご紹介しています。
今回ご紹介するのは「打たれ弱い」新入社員向けの研修プログラムです。

フィードバックをうけると落ち込んでしまう新入社員
先日、ある企業の研修担当者の方と新入社員研修の打ち合わせをする中で、現場の1年生社員について、こんなお悩みをうかがいました。
「フィードバックを受け止めきれずに落ち込んでしまう」
「フィードバックを自分への攻撃ととらえて敵対的になってしまう」
「“失敗は学びの機会”のように前向きに考えることができない」
たしかに、若い社員の方の中には、改善のフィードバックを受け続けることでメンタルに負担を感じる方が増えているようです。この場合、上司が適切なコミュニケーションを取ることはもちろんですが、新入社員の側にも「フィードバックの受け止め方」を学び、成長を促進する「グロースマインドセット」を身に付けることが欠かせません。
新入社員が「フィードバックの受け止め方」を学べるプログラム
人はフィードバックを受け入れることで、成長し、職場での貢献度を高めることができます。今回ご紹介する研修の中ではまずグロースマインドセットについて学びます。
新入社員のみなさんはFixed Mindset(固定マインドセット)をもちがちです。優秀であろうとする志向性で、他人からの評価が気になり、ネガティブなフィードバックに傷つきやすいという特性があります。
一方でGrowth Mindset(成長マインドセット)は「自分は改善している」という志向性です。この指向性があると、ネガティブフィードバックに奮起し、ロールモデルがいることで自信を持ちやすくなります。「失敗は学びの機会」と考えることが重要です。セルフディスカバリー研修では、演習の振り返りを通じてトライ&エラーやPDCAの重要性を体験的に学びながら「グロースマインドセット」を身に付けていきます。
フィードバックを受け取る際の心構えも学べる
さらに、フィードバックを受け取る際の心構えも学ぶことができます。以下は一例ですが、冒頭にご紹介した「フィードバックを受け止めきれずに落ち込んでしまう」「フィードバックを自分への攻撃ととらえて敵対的になってしまう」などの状況を避けるためにも欠かせない知識です。
- オープンマインドで受け入れる: フィードバックを受け入れる際には、オープンマインドで臨む。フィードバックは成長のための貴重な情報。
- 感情をコントロールする: フィードバックを受けた際に感じる感情をコントロールする。ネガティブな感情が湧いた場合でも、それを冷静に受け止め、建設的に活用する方法を考える。
- フィードバックを活用する:フィードバックを元に改善点を見つけ、次の行動に活かす方法を考えることに意識を向ける。
ストレスマネジメント研修の例
このほかに、ストレスマネジメント研修もあります。この研修は、社員がストレスを理解し、効果的に対処するためのスキルを身につけることを目的としています。新入社員は、初めての職場での経験や新しい人間関係の構築でストレスを感じがちです。これらのストレスに対処するスキルを身につけることは、より早く職場に適応し、健康的なメンタル状態を維持し、業務効率や生産性の向上にもつながります。
ストレスマネジメント研修の概要
ストレスマネジメント研修ではたとえば以下のような内容を学ぶことができます。
ストレスについて: ストレスとは何か、その特性を理解する。自身のストレスの主な原因やその反応を書き出し、ストレスの源を探る。
エネルギーレベル: ストレスへの対処法であるストレスコーピングについて。自身のエネルギーレベルを書き出し、どのようにエネルギーを管理するかを考える。
ネガティブ感情を知る: ネガティブな感情や思考を認識し、それを中和する方法を学ぶ。演習として、ストレスを高める自身のネガティブな考えを棚卸し、具体的な対処法を考える。
リフレーミング: 自身の考え方の癖を意識しながら、ネガティブな状況をポジティブにとらえる方法について理解する
「こんなプログラムさがしていた!」「ここを少し変えて実施してみたい」「自社のニーズをヒアリングして、カスタマイズされたプログラムを提案してほしい」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。