GIAリーダー・プログラム
GIAリーダー・プログラムの概要

マイクロファイナンスで起業した現地の方からヒアリング
「GIAリーダー・プログラム ~新興国でのグローバル・リーダー育成~」は新興国ビジネスをリードする次世代グローバルリーダーに必要な3つの資質(グローバル・イノベーティブ・オーセンティック)を併せ持つ21世紀のリーダーシップを、新興国での体験学習を軸に身につける、体験型のグローバル・リーダー育成プログラムです。
新興国ビジネスをリードする為には、市場に関する知識だけでなく、ビジネスを通じて現地の社会課題の解決を目指すという使命感、広い世界観と従来の 慣習にとらわれない発想力が求められます。 GIAリーダー・プログラムは、日本における講義・ケーススタディを通じた学習と、新興国のいわゆるBOP(Base of Pyramid)と呼ばれる地域への視察、体験学習を組み合わせて、グローバル、イノベーティブ、そしてオーセンティックの資質を併せ持つグローバル・リーダーを育成します。
Gグローバル
21世紀のグローバル・リーダーは、欧米だけでなく、新興国も含めた世界観を持ち合わせる必要があります。本プログラムでは、新興国の躍動を体感しつつ、 これまでとは違うスケールでグローバル市場を見る目を養うとともに、自分なりの考えを持ち発信するトレーニングを重ねて行きます。
Iイノベーティブ
高機能・高品質の商品作り出すだけがイノベーションではありません。21世紀のイノベーションには、世界市場を視野に入れた、シンプルで実用本位の商品の開発や、新興国市場を対象にしたビジネスモデル作りが欠かせません。本プログラムでは、「BOP市場への参入で得たノウハウ、実現したイノベーションを、先進国市場でも活用し、企業の成長、発展につながる」という「リバース・イノベーション」の考え方も含め。革新的な戦略を構想する力を磨いていきます。
Aオーセンティック
21世紀のリーダーは、自組織の業績の達成や部下の指導に留まらず、もっと社会に目を向け「自組織が未来の社会に対して何ができるのか」を考え抜く使命を負っています。本プログラムは、自分自身や自社の使命感を強く認識し、自身の心に背くことない本物のリーダー「オーセンティック・リーダー」に生まれ変わり、未来に向かう使命を完遂するための強い心を育みます。
GIAリーダー・プログラムの構成(2020年度)
2020年のPhase 2実践地は、カンボジアとザンビアの2グループに分かれます。
■ Phase 1 ■
2020年
Day 1: 4月17日(金)
Day 2: 5月11日(金)
Day 3: 5月29日(金)
Day 4: 6月12日(金)
※各9:30 – 17:30
実施地域:東京
内容:グローバル・リーダーとしての意識づけをし、新興国ビジネスを多面的に学ぶ
[内容例]
-SDGsやグローバル・エンゲー ジメントの視点から、自身の意識や自企業の取り組みを考察する
-U理論、システム思考を用いて、自身やビジネスのあり方を考察する
-リバース・イノベーションを自社ビジネスに活かす方法を追求する
-社会課題に取り組んでいる企業との意見交換を通じ、新興国での自社ビジネスの可能性を追求する
-現地でのフィールドワークのテーマを設定する
■ Phase 2 ■
<Group 1 :カンボジア>
2020年7月2日(木)~ 7月15日(水)※7月16日(木)日本着
実施地域:カンボジア(14日間)
内容:カンボジアでの体験学習
- 発展するプノンペンで、カンボジアの今・昔・未来を知り、国の概要を掴む
- ポルポト政権が社会に落とした影をはじめとして、社会課題の現実と向き合う
- 現地の企業幹部、政府高官、NGO等、リーダーとの対話を通じて、この国の将来を構想する
- 農村の貧困層家庭でのホームステイを通じ、カンボジアの現状を肌で知る
- 自身の事業や専門分野に沿ってPhase1で設定したテーマに基づいたフィールドワークに取リ組む
※訪問先は予定です 。状況に応じ変更になる場合があリます。
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「激動の歴史」のバックグラウンドと「社会課題」に触れる機会が豊富
当時は東南アジアを大きく統治しアンコール・ワットなどの豊かな文化を育んだクメール王朝、東洋のパリと言われた文化が豊かな1960年代、1975-79年のポルポトによる大虐殺、そこからの民主化、復興、開発の急速な発展という激動の歴史のバックグラウンドを有します。一方、就学率、乳幼児死亡率、人身売買の問題などは大きく改善しているものの、教育・人材育成、貧富の格差、民主主義の成熟、今なお埋まる多くの地雷と不発弾など、抱える社会課題も多様で、様々な国際機関、NGOが活躍して解決に取り組んでいます。
「この国・社会に対して何ができるか」を考え抜くのに適している
国土は日本の半分、人口は1500万人ほど、産業もモノカルチャーで、「この国・社会への貢献」を考え抜くのに適したサイズと言えます。一方、90年代からの日本をはじめとした各国による国際協力も盛んな上、近年の経済発展は著しく、 2000年以降は年7%以上のGDP成長を続けています。 2010年代からの中国を中心とした民間投資が急速に進んでいる様子も見ることができ、貢献可能な領域は非常に広いと言えます。
「ビジネスハードル」が低く、事業を通じた貢献を具体化しやすい
今、ゼロからイチを生み出していける経済ステージであり、日本人にとってビジネスを始めやすい場所。3つのハードルが他の国に比べて非常に低い。 1つ目が、100%外資で法人設立が可能なこと。2つ目が、国が開放政策をしているので、得た収益を無制限で外に持ち出せること。3つ目が、1年間の滞在VISAが、ほぼ一日で誰でも簡単に取得できてしまうこと。 こういった要素があり、国としての伸びしろがあり、しかも親日国。どこに行っても笑顔で迎えられ、カンボジアを海外進出先として非常に魅力的と考える日本企業は増えています。
<Group 2:ザンビア>
2020年6月20日(土)~ 7月3日(金)※7月4日(土)日本着
実施地域:ザンビア(14日間)
内容:ザンビアでの体験学習
- 発展するルサカ等の主要都市で、ザンビアの今・昔・未来を知り、国の概要を掴む
- コンパウンド(貧民街)をはじめとした現場に出向き、社会課題の現実と向き合う
- 現地の企業幹部、政府高官、NGO、等リーダーとの対話を通じて、この国の将来を構想する
- 難民キャンプ訪問や、農村でのホームステイの体験を通じ、ザンビアの現状を肌で知る
- 自身の事業や専門分野に沿ってPhase1で設定したテーマに基づいたフィールドワークに取リ組む
※訪問先は予定です 。状況に応じ変更になる場合があリます。
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安定した治安のザンビアを通して「アフリカ」の現在を知れる
ザンビアの様々な発展段階にある地域を訪れ、ザンビアを通して、近い将来、世界経済へ多大な影響力を持つようになるアフリカの状況を学ぶことができます。例えば難民キャンプも訪問予定地の一つです。ザンビアは、1964年の独立以降内政が安定しており、一度も内戦がなかったために比較的治安もよく、周辺国から多くの難民を受け入れ広大な難民キャンプを運営しています。英語を公用語とする国の一つでもあリ、多くの人と英語でコミュニケーションをとれます。
「急速に発展」する一方で「多様な社会課題」を抱える市場を視察・探求できる
首都ルサカは急速に発展する一方、そのひずみとして、あるいは取り残される形で貧困問題・環境問題などが生じておリ、官民様々な組織が問題の解決に取リ組んでいます。コンパウンド(貧民街)の訪問や、農村でのホームステイをはじめとした現地での体験や対話を通じて、多様な社会課題を体感します。
アフリカの開発における「自社の貢献」を考える機会にできる
SDGs(持続可能な開発目標)の実現には、アフリカの健全な開発が必要不可欠です。 21世紀の持続可能な世界の構築にあたって、ビジネスの果たす役割は非常に大きいものです。開発課題に対するビジネスを通じたイノベーティブなソリューションは、雇用の創出や国の発展に貢献します。本プログラムでは「新興国であるこの国のために自社が出来ることは何か」を考え抜きます。
(いずれも現地にはPFCのコンサルタントが同行してサポートいたします。)
■ Phase 3 ■
2020年7月20日(月)※半日
2020年8月21日(金)※半日
現地での学びを共有し、自社ビジネスへの活かし方を考える
[内容例]
-新興国における自社および自分自身のあり方、現地視察からの学び・気づき等をふりかえり、共有する
-プログラム全体を通じた、自身のリーダーシップ開発と、設定したフィールドワークテーマについての報告会
実施地域:東京
こんな方が受講されています
新興国ビジネスで成果を発揮することが求められている現役リーダー
- 将来 新興国で活躍できるグローバルリーダーを目指す若手社員
- 新興国での市場開拓・ビジネス立ち上げをお考えの事業部門の方
- グローバルな観点から、自己のリーダーとしてのあり方を見直したい方
※業種・職種は問いません。
※日常会話程度の英語力があれば参加できます(Phase 1・3は主に日本語で行います)。
Phase 2では、ご自身で英語で説明・ヒアリングをして頂きますので、その意欲のある方が望ましいです。
過去のGIAリーダー・プログラム
プログラム詳細(PDFが開きます)
2017・2016・2015・2014・2012・2010/2011
プログラム・レポート
左の画像をクリックすると、PDFが開きます。
その他のレポートは下記をご覧下さい。
レポート(2015)
レポート(2014)
レポート(2012/web版) PDF版(3.7MB)
レポート(2011)
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